岩盤動力学に関する研究小委員会では,第1期(平成25(2013)年度~平成27(2015)年度),第2期(平成28(2016)年度~平成30(2018)年度),第3期(令和元(2019)年度~令和3(2021)年度)と活動を進めてきました。第1期では,岩盤動力学で検討すべき岩盤力学やその他の分野との関連や既往の研究を整理,第2期では,岩盤動力学の関連分野を確認するとともに2019 Rock Dynamics Summit in Okinawa を主催して開催。第3期では,岩盤動力学の視点から斜面の安定性,振動伝播,発破振動,ダメージゾーンを考慮した断層の扱い等について研究活動を進めてきました。

本委員会では,第4期(第4フェーズ)の活動をこれまでの活動をある程度継続しつつ、衝撃問題などの新たな取り組みも実施する事になりました。このために本委員会では新規に委員を公募いたします。

 

活動期間:2022年7月~2024年6月(2年間)

委員募集期間:2022年6月1日~6月末

活動体制:委員長 岩田直樹(中電技術コンサルタント㈱),幹事 清木隆文(宇都宮大学),

委員は第3フェーズのメンバーに加え,新規委員を募集

活動内容:実験・シミュレーションWG,断層WG,衝撃WG(仮称を新設)

      • 第3フェーズの活動成果の更なる深化を目指し,実験・シミュレーションWG(斜面模型の振動崩壊実験)と断層WGは延長。新たなWGとして衝撃WG(仮称)を設立。
      • 実験・シミュレーションWG(斜面模型の振動崩壊実験):これまでの成果を学術論文とするために内容のブラッシュアップ,各種解析を深化させる。
      • 断層WG:流体注入により誘発地震動の発生メカニズムについて室内実験と解析の実施,断層近傍の強震動や変位評価のための断層モデルを用いた数値解析の深化
      • 衝撃WG:岩石や岩盤に衝撃的な荷重が作用する場合に生じる動的な現象の評価に関する現地計測と,室内実験結果の分析と数値解析を予定。

1)岩石等に衝撃的な荷重を作用させた室内実験結果を収集して分析し,実験結果から見出された動的挙動について考察する。さらに,これらの実験結果をもとにした数値解析から挙動を追跡し,実挙動の解明に資する情報入手し検討。

2)地下空洞などの岩盤構造物の地表部から衝撃的な荷重が作用した場合の複数の既存測定結果あるいは新規観測結果を分析し,対象構造の動的な挙動について考察。

申込:委員会への参加希望者は,お名前,連絡先,委員会活動に期待される事,携われる事 等を自由書式で記載のうえ下記まで送付をお願いします。

      • 連絡先:清木 隆文(宇都宮大学,E-mail tseiki@cc.utsunomiya-u.ac.jp,Tel: 028-689-6216)
      • 締切:2022年6月末